産後に利用するママ・パパが年々増えてきている「産後ケア施設」。
韓国では広く普及しており、日本でも少しずつ増えてきています。今回は産後ケア施設が気になるプレママ・プレパパさんに向けて、解説をしていきます♪
産後ケア施設とは、助産師や看護師などの専門家が妊娠・出産で傷ついたママの心身のケアを行うと同時に、育児のサポートを提供する施設です。産後ケアが必要な誰もが利用することができ、施設によっては、赤ちゃんの生後11か月程度まで利用可能です。
産後6~8週は「産褥期(さんじょくき)」と言い、体が妊娠前の状態に戻っていく時期です。この時期には、骨盤が収縮したり、子宮が元の大きさに戻ったりするなど、体の変化が大きく見られます。
また、ホルモンバランスの急激な変化によって精神的にも不安定になりやすく、「産後うつ」を発症してしまうこともあります。そのため、産後のママには、心身ともに丁寧なケアが必要となります。
産後ケア施設では、助産師や看護師などの産後ケアの専門家が寄り添うサポート体制が整っており、赤ちゃんを夜間に預けたり、沐浴や授乳のやり方を相談することもできます。
産後ケア施設を上手に活用することで、ママの回復を早め、自宅に帰ってからも安心して育児に専念できる環境を整えることができますよ。
産後ケア施設には、日帰り型と宿泊型の2種類があります。
中でも宿泊型には、民間の施設で宿泊するタイプと、自治体が一部費用を負担する病院内での宿泊タイプの2つがあります。
民間宿泊型の産後ケアホテルは、自治体の施設に比べてサービス内容が充実していることが多く、まるでホテルのように快適な環境で過ごせるのが特徴です。
また、アロママッサージや骨盤矯正など、リラクゼーションや体調回復を目的としたサービスが提供されている施設もあります。
自治体が一部費用負担する産後ケア施設については、病院と提携している施設であることが多く、自宅から近いことが大きなメリットです。
上のお子さんがいる場合や、短い期間での宿泊で移動時間を短縮したい場合に特に便利です。
各自治体のホームページには、宿泊型産後ケア施設の補助率や申し込み方法が詳しく記載されているので、妊娠中から確認しておくのがおすすめです。
産後の生活に不安を感じる方、里帰りが難しい方、パートナーが仕事を休めない方、または家族みんなでゆっくりと産後の時間を過ごしたい方など、様々な方が様々なシーンで利用しています。
安定期に入ったら、できるだけ早くママとパパともに産後の準備に関する情報収集を始めましょう。
産後のママには体力的にも精神的にも大きな変化が訪れるため、事前にしっかりと準備をしておくことで、出産後の生活環境が整いやすくなります。
出産病院と連携している産後ケア施設がある場合は、まずは提携先の産後ケア施設の情報から収集してみましょう。
妊娠中に見学ができる産後ケアホテルや産後ケア施設もあるので、まずは見学の予約ができるか確認してみるのもおすすめです。
産後ケア施設を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを意識して比較検討しましょう。
自分に合った産後ケア施設が見つかるよう、5つのポイントを紹介します。
まずは、産後ケア施設の宿泊料金や交通費補助などの費用を確認しましょう。
施設によって料金体系が異なるため、予算に合った施設を選ぶことが重要です。自治体によっては助成制度がある場合もあるので、確認してみましょう。
自宅からの距離やアクセスの良さなどを考慮し、通いやすい場所を選ぶのがおすすめです。
特に、上のお子さんがいる場合や、頻繁に通う必要がある場合は、自宅近くの施設が便利です。
長い間宿泊をする場合には、景色が良い立地であるかなど、滞在中快適に過ごせるかを重視するのも良いでしょう。
産後ケア施設によって、宿泊料金に含まれる基本的なサービスの内容には差があります。
利用可能な月齢や期間、託児サービス、夫や上の子供・親戚との面会や宿泊が可能かどうかも重要なポイントです。
自分が特に活用したいサービスが基本サービスとして提供されているかを確認するようにしましょう。
産後ケア施設によっては、マッサージや大浴場、カラオケなどのサービスを展開する施設もあります。
リラックスできる環境が整っているかはもちろん、ストレス解消のためのサービスも充実していると、精神的な回復の助けになります。また、食事に制限がある場合など、特別な対応が必要な場合も事前に対応可能か確認しておきましょう。
産後ケア施設がアメニティとして何を提供してくれるかを確認しておきましょう。
必要最低限の持ち物で済む施設を選ぶと、準備が楽になりますよ♪
気になる産後ケア施設が見つかったら、事前に施設を見学することをおすすめします。
実際に施設を訪れて、雰囲気やスタッフの対応を確認することで、安心して利用できるかどうかを直接判断することができます。
ご自身やご家族が納得する産後ケア施設を選べると良いですね。
都内から車で1時間で行ける、日本最大のリゾート型の産後ケアホテル。
ホテルからは海や山を眺めることができ、ママだけでなくパパや上の子向けのサービスも充実しており、まさに「リゾート」のよう。
助産師や保育士、専門スタッフが24時間体制でサポートすることはもちろん、岩盤浴やカラオケルームも備え、毎日絶景の海を眺めながら、リラックスした時間を過ごせるのが魅力です。
プレママ・プレパパ向けに都内からの見学ツアーを毎週末行っており、送迎バス・無料ランチ付きだそう♪
【アクセス】
車:東京都内から1~1時間半、横浜から30分(タクシー送迎サポートあり)
電車:JR逗子駅、京急逗子・葉山駅からバス20分
バス:横浜駅から直通バス45分「湘南国際村子安口」下車
横浜・大阪・京都に展開する産前産後ケアホテル。
パパステイやパックプランなど、家族全員が安心して利用できる充実したプランが充実しています。
24時間体制のベビールームや、ママ同士の交流ができるラウンジなど、快適な設備が整っていると評判です。
【アクセス】
ぶどうの木 横浜
みなとみらい線「日本大通り」駅直結
ぶどうの木 都シティ 大阪本町
Osaka Metro「堺筋本町駅」徒歩約2分
ぶどうの木 京都院
京阪本線「清水五条駅」より徒歩12分
都心型の産後ケア施設として東京都港区に位置し、愛育病院と連携して運営されています。
個室での宿泊や日帰りケア、訪問ケアなど、多様なサービスを提供しており、専門スタッフがママと赤ちゃんをサポート。
病院併設で安心です。
【アクセス】
東京メトロ日比谷線「広尾」駅より徒歩約8分(有栖川宮記念公園の隣)
東京メトロ日比谷線「六本木」駅より徒歩約15分
東京メトロ南北線「麻布十番」駅より徒歩約15分
千葉県船橋市に位置する産後ケア施設。
医療法人が運営しており、母乳授乳ケアや育児指導に加えて、美容ケアも提供しています。
24時間体制のサポートで、ママと赤ちゃんが安心して過ごせる環境が整っています。
【アクセス】
京葉市川ICから車で5分
JR総武線「下総中山」駅より徒歩12分
べビューでは、妊娠中から、ママとパパがベビーグッズを簡単に選ぶことができるよう、毎週更新のランキングや、ステマなしの現役ママ・パパが実際に使った口コミを掲載しています。
ぜひ出産準備の参考にしてくださいね。